この急激な成長には十分な理由があります。アプリケーション保守と同様に、このBPOのビジネスモデルは基本的に2本の柱の上に成り立っています。つまり、一つは高度なスキルが不要な反復的で大量の仕事、そしてもう一つは低コストで就業可能な人材です。2014年まで、このビジネスモデルは横ばい状態ではあるものの、より上流市場向けの仕事へのシフトチェンジや、開発途上国による参入といった変化のなかで堅調を維持しました。
2014年、CapgeminiとUiPathはRPA技術における突破口に向けた取り組みを開始しました。無人オートメーション、つまり人間の意思決定なくバーチャルワーカーをバッチモードで指揮する、ロボットがロボットを管理する機能です。
2015年の早い時点で80%を超える経費削減はもはや当たり前となり、2016年の初頭には、BPOプロバイダーはロボットを用いた革新的な提案に興味を示していました。一部のプロバイダーはRPAの重要性を軽視していますが、大半は次のEY partnerの発言に同意しています。もしソーシングのためにプロセスを分析できているのであれば、そのプロセスを自動化することも十分可能です。
事実、RPAによるイノベーションが進むにつれ、BPOでは人的関与を最小限もしくは全く排除する傾向が高まっています。こうしたBPOビジネスモデルの変化に拍車をかけるのは、より大幅な経費削減、ビジネスサイクルの高速化、そしてより高度なサービス水準を求める顧客の存在です。BPOプロバイダーがなくなることはありません。スキルセットの質の向上、専門性の深化、成果への請負を確実にするために、ビジネスモデルを一新し、BPMのイノベーションを加速させていきます。しかし、BPOプロバイダーのビジネスモデルはいずれRPA製品と合体させる必要が生じることになるのは明らかです。2014年以降、BPOのお客様と緊密なパートナーシップを結び、連携することにより、ロボティックソフトウェアを常に改良してきました。このソフトウェアは今、業界をリードする機能を備え、BPOと完璧に組み合わせることができます。その理由となるのは次の4点です。
UiPathのインテリジェントコンピュータビジョンと画像認識技術は、最速のCitrixオートメーションのスピード(8~10倍)を提供し、画面の変化に自動的かつ的確に対応します。95%以上のBPOのユーザー がCitrix環境を使用しており、また、数十~数百のCitrixをインストールしているユーザーにとって、これは非常に重要な評価ポイントとなります。この分野の自動化において弱点があることは、導入における懸念事項となってしまうでしょう。
VDC(Virtual Delivery Centres)により、数ヵ所のグローバルセンターにオートメーションチームを集中的に配置し、クラウド上にバーチャルワークフォースを展開・管理することで、BPOはグローバルでのサービス提供能力を強化することが可能になります。UiPathは、VDCにおいて次の2つの重要な機能を提供します。- マルチテナント:1つのセントラルサーバーだけで複雑なデプロイメントを実現。マルチロボットレジデンシー:仮想マシンから複数ロボットのホスティングを実現。
この技術の起源は、2014年にCapgeminiと共同開発した無人オートメーションにまで遡ります。今日、無人オートメーションは、インテリジェントスケジューリング、インテリジェントエグゼキューション、インテリジェントスケーラビリティ、そしてAI/コグニティブオートメーションを備えるまでになりました。これらは、BPOプロバイダーの多くが主に大容量トランザクション処理を重視している点に考慮して設計されたものです。UiPathのインテリジェントオペレーションプラットフォームは、高効率で膨大な量の業務を実行できる高性能のバッチ処理を提供します。
UiPathのインテリジェントオペレーションプラットフォームには、ElasticsearchとKibanaを使用したレポート機能を備えています。こうしたオープンソース技術により、卓越した分析及び、そのグラフィカルな表示が可能となります。また、BPOの利用者が求めるレポートに関する膨大なカスタマイズ要件にも対応可能です。
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