請求書の圧倒的多数は、紙文書、ファックス文書、あるいはEメールのPDF添付ファイルとして届きます。それらの間に類似性はほとんど無く、労力を要する手作業が必要となります。承認されたベンダーからか、POはERPシステムと一致するのかといった問題はAPスタッフが答えを探さなければなりません。
APスタッフは、様々な請求書フォーマットに従ったデータを、会社の標準フォーマットに手作業で転記します。この繰り返し作業は時間がかかり、エラーも発生しがちでした。本来は単純に思えるこの一連のAP業務は、実際は複雑で非効率的なプロセスなのです。この業務を最適化することで、財政面と組織面で効果を上げられるようになります。
手作業によって、不一致の確認までが行われています。たとえば、 「船荷証券のPOはあるか?」、「請求書の金額はPOと一致するか?」などの作業です。また、承認作業としては「必要書類は全部揃った状態で、今は支払承認待ち状態か?」なども行います。
請求書キャプチャは、請求書が紙ベース、あるいはPDFやEメールといった電子ファイルである場合、スキャナに搭載された文字認識精度95%以上のOCR技術で処理されます。文書における全てのアクションはアーカイブ済みログファイルに保存され、コンプライアンスのために監査サポートや報告を行うことが可能となります。
買掛金自動化ソリューションは、柔軟に構成できるワークフロールールで、複雑なP2P プロセスの背景にあるビジネスロジックに対処します。そのため、双方向また三方向の文書照合において、直感的で効果的なエンドツーエンドの自動化を実現し、また、非POベースの請求書などの特別項目において、ERPシステム照合や分岐フローを利用できるようになります。
APソリューションでは、承認作業に対する人的関与を特定の承認状況に制限する、ルール・ベースで自動承認されたワークフロー基準によって効率化されます。例外は、ルーティング、マッチング、循環のアクションにおいて自動化されたワークフロー基準に従わないデータを契機にトリガーされます。UiPathは、例外を特定して、適正なレベルにエスカレートして処理するように設計された、詳細な定義による再分配ルールに従い、例外解決数を最小に抑えます。ソリューションは、また、リアルタイムの監視機能によって、ルールのレビューと不正利用検出において、例外ポイントのフラグを立てることができます。
UiPath買掛金自動化ソリューションには、権限を与えられた役割や職務分掌といったコンプライアンスとガバナンスコントロール機能を備えています。加えて、全ての自動化アクティビティの詳細を記載するアーカイブ化されたログファイルで、コンプライアンス監査の経費を抑え、整合性を保ちます。
UiPath APソリューションは柔軟性と適応性を備えています。成長、買収、合併によるトランザクション量の変化には、パフォーマンスや正確性を低下させることなく簡単に適応させることができます。リアルタイムのパフォーマンス監視とドキュメント化で、新たな分析的または予測的な機能に対する要件にも適応できるようになります。
製品/サービスに関する資料請求、お⾒積もり、ご購⼊や導⼊についてのご相談、その他のお問い合わせはこちらで承っております。
お問い合わせ