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2019年2月26日

UiPath社、伊藤忠商事の生産性向上と高付加価値業務へのシフトをRPAで支援

2019年2月26日

UiPath社、伊藤忠商事の生産性向上と高付加価値業務へのシフトをRPAで支援

東京 2019年2月26日 - ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic 
Process Automation 以下、RPA)ソフトウェアにおけるリーディングカンパ
ニー、米UiPath(ユーアイパス)社の日本法人であるUiPath株式会社(本社:
東京都千代田区、代表取締役CEO:長谷川康一、以下「UiPath社」)は、
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:鈴木善久、以下
「伊藤忠商事」)が、RPAソフトウェア「UiPath」の活用により、生産性向上と
高付加価値業務へのシフトに成功したことを発表しました。

伊藤忠商事は、2010年ごろから取り組んできた「働き方改革」が、労働時間削
減などにおいて一定の成果を挙げた2017年春ごろから、社員の生産性の向上や
高付加価値業務へのシフトを目的に、RPAの検討をスタートしました。同社で
は、ディビジョンカンパニー制度による7つのカンパニーごとに営業業務も使
用するシステムも異なるため、一部の業務の自動化では手ごたえを感じつつも、
全社にRPAを展開するには、時間をかけたPoC(Proof of Concept:概念実証)
を行い、段階的に拡大していくことが必要と判断し、スモールスタートでRPA
の活用を始めることを決定しました。この方針のもとで複数製品を比較検討
した結果、2017年10月に、初期投資費用を少なく抑えられ、一定の成果も見込
めることからUiPathの導入を決定しました。

導入決定後、いくつかのロボットを試作し稼働させながら人材育成にも取組み、
ロボット開発者7名を育成しました。その後、2018年4月に、RPAの全社展開の
ためのCOE(Center of Excellence)を同社IT企画部内に立ち上げ、RPAの推進
を強化しました。COEでは、各部署の小さな業務を自動化させて実績を積み
重ね(導入期)、その次に社内全体へ広め(拡大期)、最後に経営層に活用を
促す(成熟期)というRPAの成長モデルを作成しました。最初の1年を導入期と
定め、RPAの活用を推進し、2019年1月現在、カンパニー特有のものから共通化
するものまで69業務で83のロボットが稼働しています。

伊藤忠商事がUiPathで開発したロボットと導入効果の一例

・情報取集の自動化
Webサイトから1商品ごとの市況情報を取得して処理する作業をロボットで自動化。
具体的には、取得した情報を基に閾(しきい)値超過判定を行った後にExcelへ
転記し、閾値を超過していれば担当者へメールを送信する作業までを自動化
しました。その結果、年間148時間に相当する作業の削減に成功。併せて、
それまで2商品しか情報収集できていませんでしたが、ロボット化することで
6商品の情報収集が可能になりました。また今後他にも40商品への展開の可能性
もあります。データの転記ミスが減るなどの副次的な効果もみられました。

・出荷帳票処理の自動化
外出先から送受信するデータを基に出荷帳票を作成して印刷する作業を自動化。
この結果、年間140時間に相当する作業の削減に成功しました。繁忙期の作業時間
を標準化でき、引継ぎ時の手間も軽減されるなどの副次的な効果もみられました。

・保険取扱い業務の自動化
保険会社より保険金支払い予定データをメールで受領後、基幹システムに連携し、
保険金支払通知書を出力。その後、各担当部署へ支払通知書と入金予定データ
を添付してメールを送信。この一連の処理を自動化し、担当者の業務負荷
軽減に成功しました。

このように、UiPathの有効活用によって業務が削減されたことで、社員が高付
加価値の業務に注力できるようになりました。現在、年間100ロボットの稼働
を目標にRPA活用のさらなる推進に取り組んでいます。今後の拡大期において
は、組織の壁を越えた共通業務の自動化やBIシステムとの連携を視野に入れ、
さらなる飛躍を目指します。また、OCRと連携した自動化も検討中です。さら
に成熟期には、AIやチャットボットなどの新技術を活用したRPAの実現を将来
的な視野として入れています。

こちらの事例の詳細は、下記をご参照ください。
https://www.uipath.com/ja/solutions/case-study/itochu

UiPath社について
UiPath社は、お客様の業務プロセスを効率的に自動化するためのソフトウェア
プラットフォームを提供する、世界のトップRPAカンパニーです。米国を本社
とするUiPath社は、日本、英国、ルーマニア、フランス、ドイツ、インド、シ
ンガポール、香港、オーストラリア等に拠点を持ち、2,700社以上のRPAによる
自動化実績を有しています。

日本法人は2017年2月に設立されました。すでに800社(2019年1月末現在)の
お客様でご利用頂いております。
より詳細な情報は同社のウェブサイトをご参照ください。
https://www.uipath.com/ja/

以上

本件にかかるお問い合わせ:
UiPath株式会社
上田 E-mail: marketing.japan@uipath.com 電話番号: 03-5219-1346

共同ピーアール株式会社(UiPath株式会社 広報代行)
担当:児玉、古川、白武 E-mail: uipath-pr@kyodo-pr.co.jp 電話番号: 03-3571-5176

by satoshi.ueda

TOPICS: Region: Japan

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