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2018年12月19日

どっちを使う「マクロ」、「RPA」?

2018年12月19日

どっちを使う「マクロ」、「RPA」?

RPA (Robotic Process Automation)は、仮想知的労働者(デジタルレイバー)とも呼ばれ、コンピューター上で行われる業務プロセスを人に代わり自動化する技術です。人間が繰り返し行うクリックやキーボード入力など定常的な業務を自動化することができます。

RPAと似た概念に「マクロ」というものがあります。ExcelVBAが有名ですが、機能としては「一定の処理を自動化すること」になるので、RPAと同じかもしれません。

 

では一体何が違うのでしょうか?

まずは「実行・編集難易度の高さ」が挙げられます。RPAはそもそもロボットに直感的に指示を出せるように作られているシステムであることに対し、ExcelVBAでマクロの構築や編集を行うためにはある程度のプログラミング知識が要求されます。簡単な定形処理を構築するのも技術者の手を借りなければならないのは現場として好ましいことではありません。

 

また、RPAとマクロの違いとしては、「自動化可能な処理レベルの違い」というものも挙げられます。マクロはそれほど複雑な処理を想定しているわけではないため、ベーシックな処理に用いるのが一般的な使い方です。一方、RPAは様々なアプリケーションと連携を可能にし、数万を超える大量のデータを処理することができます。

 

業務の自動化という概念は同じですが、これらのどちらを使うかの見極めが必要になってきます。「何の業務なのか」、「関連するアプリケーションは何なのか」、「どう構築、運用していくのか」これらを考慮して、見極めていく必要があります。

 

また、ここではExcelのマクロからRPAへ舵を切った株式会社三越伊勢丹ホールディングスのRPA導入事例を紹介しております。

RPA導入事例:株式会社三越伊勢丹ホールディングス


by Hironori Saito

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