一般的なRPAは、システムの形態から「サーバー型」と「クライアント(デスクトップ)型」の2種類に分類され、用途に合わせて選択する必要があります。ここでは一般的な、「サーバー型」と「クライアント型」のそれぞれの特徴を紹介します。
サーバー型RPAは、一般的にはロボット(デジタルレイバー)がサーバー上で動作し、業務を横断的に管理して、作業を自動化することができます。クライアント型に比べて性能が高いサーバーにて、集中的に作業することが可能なために、大量のデータを素早く処理することができ、創出時間も高くなる傾向があります。
一方、比較的大規模な作業向けになり、全社的な活動になるために導入までの時間がかかる場合があります。
クライアント型RPAは、クライアントのPC内で作業するため、基本的には自動化を行う作業は、各PC上にて行う作業に限定されます。PCにて導入・動作可能なことから、個人、部門単位で小規模かつ低コストにRPAを導入することができます。
一方、自動化作業や動作しているロボットの管理を計画的に行わなければ、野良ロボットが作られてしまい、管理されないロボットが生まれてしまうことがあります。
サーバー型RPA | クライアント型RPA | |
動作場所 | サーバー | クライアントPC |
運用規模 | 大規模向け | 小規模向け |
処理速度 |
高い |
低い |
導入コスト | 高い |
安い |
「サーバー型」と「クライアント型」、どちらを選ぶかはどのような業務を自動化するのか、対象規模、導入コスト等を考慮する必要があります。混在も含め、あらゆる場合においても、UiPathは対応しており、ロボットが増えた際、UiPath Orchestrator にて一括管理することで、野良ロボットの発生も防ぐことが可能です。
次回はUiPath製品における製品の区分についてご紹介いたします。
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